@BOOKSKUBRICK
京都大学で食と農について歴史学の立場から研究している藤原辰史さん。2013年には、「健康」「清潔」といった概念を国家として推し進めたナチス・ドイツの台所と社会の関係を考察した「ナチスのキッチン」(水声社)で第1回河合隼雄学芸賞を受賞されました。一方で、藤原さんは「自由と平和のための京大有志の会」の発起人のひとりであり、多くの人の共感と賛同を得た「声明書」の草稿を書いた人物でもあります。(ページ下部に全文掲載)
「食」の視点から社会の在り方について考え、私たちに共考を促す藤原さんと、「ナチスのキッチン」の編集を担当し、独立後も藤原さんと再びタッグを組んで「食べること考えること」を刊行した出版社・共和国の下平尾 直さんを対談相手に迎え、食と戦争、平和について考えるトークショーを開催します。
誰もが日常的に行い、個人的な行為だと思われる「食」をよく観察してみると、国家の思惑や産業の発達、飢餓や貧困、食品偽造のような社会問題など、思った以上に多くのことと繋がっていることに気づきます。現在の不安定な社会情勢に対しても、新たな切り口から考えを組み立て直す絶好の機会
となりそうです。皆様のご参加をお待ちしております。
前からいろいろとお世話になっているブックスキューブリックで↑の内容。
予約して行ってきました。軽トラで。
藤原さんのことは予備知識なしで行ったけど
どうしていままでアンテナに引っかからなかったのか不思議なくらい
興味のある視点でした。
のっけから昨今の”有機農業問題”の本質的な問いがあって
たぶん数少ない有機農家の参加者としてリアリティがありました。
最近は自分の中の”有機農業”観が広がっていて面白い。
これも一度農業をお休みしてみたからだと思う。