昨年はお世話になりました。今年もよろしくお願いします。
新年早々まじめな話しですが、内田樹さんが年末にブログで農政について書いているのでぜひ読んで欲しいなと。
http://blog.tatsuru.com/2013/12/30_1249.php
農業と医療と教育を「過経済化」するな、ということ。ただこの3分野(プラス住宅?)は田舎暮らしをしていても、毎月お金がかかる。となればやはりそこに群れる人たちがいるわけで否応なしに「経済化」されてしまうよね。人はどうしても行き過ぎてしまうもので、「過」かどうか判断したり抑制したり行き過ぎたり、試行錯誤するしかないのが社会というものかなと最近は諦めています。そこがまた人らしいといえば人らしいところだ。
ということで「農政」と自分の農業経営は、建前と本音、総論と各論、みたいなものでズレが出てきてしまいがちだけど、結局はなんだかんだ両立目指してやっていきたいと思う今日この頃です。自分の暮らしが持続できないと意味ないし、作って売るだけの農業はむなしい(その中でもやりがいがあるのが農業だなぁとは思うけどね、実際そこまで極端な過経済化農業にはならないので気にしなくても良いのではないか)
でも逆から考えて一般消費者がみな農業は「過経済化」したらいけないと理解して、農家と関係を築くってどういうことになるんだ?主婦は家計の「収益」や「効率」や「費用対効果」をめちゃ考えるよね、実際。安心安全で、環境に負荷をかけず、持続可能で、おいしくて、そして安けりゃ安いほど良いに決まってる。自分だってそうだし。
だとすれば「過」ではない、「鳥肌が立つ」ような変なことはせずに、「経済」の中に落とし込んでいくしかないよなと思うのが、昨年の結論です。「文化」、「伝統」だから大切にしなければならないと言ったり、「補助金」で「保護」なんてのも逆効果だしね。
わーまさか自分がこんなこと言うようになるとは思わなかったww