大地が揺れた

日曜はお店がないので朝は少しゆっくり。きっちり筋トレする。少し離れたところにある鶏小屋にいる雄鳥のけたたましい鳴き声を聞き、コケコッコーも個性があるのだなぁと感じながらほうれん草の畝の草取りをしていたらデカイトラックがすぐそばをスピードを上げて通り抜けるときのような音と振動を感じ、次の瞬間地震だと分かった。地震の波が北から襲ってきて一瞬で南へ駆け抜けていったように感じた。畑にいたので自分はここにいればとりあえず安全だと一番に思った。揺れの時間も短かったのできっとどこか離れたところの地震の影響だろうなぁと考えてあまり心配はしなかったが、ラジオで福岡が震源に最も近いことが分かって焦る。が3号線は相変わらず順調に流れているし、周りを見回しても変わった様子はないので落ち着いて家に戻った。震源が海なので何と言っても津波が心配だったが、まもなく津波警報も解除になって一安心。それでも相変わらず電話は繋がらない。むしろ電話があるせいで心配だよなぁ、でもなけりゃないでこまるとも思った。ニュース速報で次々に聞き慣れた地名が読み上げられる。全国でこれと同じ放送がながれているというのは変な気分だ。きっと新潟の地震のときの自分と一緒なのだろうなぁ。なんとかメールで安否が確認できたので午後からすこし外出。地震のせいか道がえらく混んでいて山越え。戻って配達用の野菜を山ほど収穫。大根・人参をせっせと洗う。電車がまだ動かないのでどうしようもなくてひとまず酒を呑む。一口飲んだところで開通の速報が。帰路、避難所となっている九電体育館を覗く。外には中継車が何台も停まっている。あたりは全く地震の影響を感じさせる物がないのでそこだけ異様な雰囲気。誰にも止められなかったので入り口まで入ってみた。災害の時テレビに映る風景がそのままそこにあった。メディアの人の方が多いぐらいでこんなところじゃ落ち着けないだろうなぁと思う。隣の建物では結婚式が行われていた。家に帰るともともと汚かった部屋がさらに散らかっていた。まあとにかく無事で良かった。

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