雨の上がった昼過ぎから畑を見に行く。悪天候だといつも悪い想像ばかりして、行ってみるとたいしたことなくて胸を撫で下ろすということを繰り返していたが(そうそう、僕は通い百姓なんです。片道20kmほど車で40分ぐらいかけて。毎日天神、博多駅、空港通って、ガソリン使って、なにしてんだって時々思ったりもしますが。)、今回ばかりは相手が台風。街中はほんとあきれるぐらい風は吹かなかったのだが、さすがに山の近くは違ったらしい。ゴーヤーとミニカボチャを育てていたアーチ支柱が横倒しに。いや、しっかり挿していれば問題なかったと思いますが。ほかにはモロヘイヤやゴマやオクラやピーマンなんかが何本か横倒しに。アーチは無理やり1人で立てなおしました。おりゃー!
すっかり季節が変わったような涼しさ。おまけに霧雨もふってきてもう最高。ただただ畦草を刈る。その間、頭の中では次々と神経伝達物質がシナプスを駆け巡り、もう何年も意識してないことが突如として思い出されたり、あの日の出来事に自然と新しい解釈がなされたり、そんな豊かな時がいつまでも続けばいいのにと願っても、体は疲れたとシグナルを送ってくるし、辺りには夜の帳がおりてくる。
明日からはまた暑くなりそうだ。