10年、20年前の農業の本、2冊

間違いだらけの有機農法―本物の野菜の見分け方483128601X中嶋 常允 Amazonで詳しく見るby G-Tools

20年前の本。有機農業初期の様子が伝わってくる。しかし最近出たと言われても気づかないかも知れない。なぜなら残念ながら状況はたいして変わってないから。筆者は有機農業の推進者だが科学的な視点に力点が置かれていて、それは一つの考え方として理解できるとしても、後半の本物の野菜の見分け方の解説は単純すぎてそんぐらいで見分けられるなら苦労はしないよと思う。

発酵肥料のつくり方・使い方 発酵肥料のつくり方・使い方薄上 秀男 Amazonで詳しく見る by G-Tools

こっちは10年前の本。肥料が効くメカニズムが「有機栽培の基礎と実際―肥効のメカニズムと設肥設計」よりも分かりやすく書かれている。微生物についても勉強になります。自然から菌をとる方法はぜひ試してみたい。全体としては最高の肥料を作って最高の野菜を作るんだーという意気込みは伝わってきますが、農業はそれだけじゃないですよね。って全部の本にそんなことを求めてはいかんのかな。

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