“あのころ”

下山門小学校3年2組に呼ばれて授業をしに行く。まあ、大学生相手よりはやりやすいだろうと、写真を大きくして何枚か持っていった。ウルトラマンだらけの校長室でお茶をいただいてから、教室へ。いきなり”あのころ”の記憶がよみがえってくる。脳が混乱している。

やはり子ども相手はやりやすい。つかみはOKで、お話をする教室へ。3クラス合同とは知らなくて90人を前に少し戸惑う。4限目は世界の子ども達の話をし、農業へ到った思いを話す。とにかく写真を見せたら興味津々だったのであっと言う間に時間が経った。それから一緒に給食。うーん、変わってない。味気ない食器に、蒸した水っぽいご飯。納豆に牛乳という組み合わせ。お休みの子の席に座って班でいただきました。お昼は子ども達に引っ張られて校庭へ。ドッチボールというのは変わってないらしい。元気いっぱいドッチボールをしたけど正直物足りない。パスを交わして追い込んで当てるとか、そういうプレーをしようとしない。

チャイムが鳴って教室に戻り5限目は農業の話。これは逆に子ども相手は難しい。それでも結局大人言葉でしっかり話した方が感じてくれるものは大きいんじゃないかと途中で思う。「自分のことはできるかぎり自分でしたいと思った」ということしかうまく言葉にできなかったのだが。いい勉強になりました。

子ども達を見て感じたのは世間で言われているよりは変わってないなぁということ。でも同時に変わったなぁとも思う。もちろん記憶は曖昧だからはっきりしたことは言えないが、みんないい子&無関心。僕らの頃はドッチボールの陣地の取り合いに必死だったし、うざいほど他人に干渉していたよなぁ。

今の子ども達のことはともかくとして、自分としては”あのころ”の記憶がまざまざとよみがえったことでとても得した気分。単に懐かしいというだけでなく、これからの生き方に大きく影響すると思う。

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