森林資源を活用する!小型木質ボイラーについての勉強会に参加しました

森林資源を活用する!小型木質ボイラーについての勉強会に参加しました。場所はおなじみ山村塾!この地域は大水害の傷跡がまだまだ残っていて重機が動き回っていました。

再生可能エネルギーで何かしようとしたら、ある程度の規模で産業化を目指すか、家単位で考える形の二通りあると思いますが、今回は家の規模。しかも木質なので、積極的にエネルギーを作るというよりは、無駄になってるものを有効に使おうという方向性。でもそれで化石燃料を買うために外に出て行っていたお金が地域に回るわけだから気持ちが違いますよね。

主役はエーティーオーという会社のウッドボイラーです。前から知り合いが何人か使っていて知ってはいたけど、今回は営業の方から直接話しを伺えたし、実際に3軒の使いこなしを知ることが出来て、将来家を建てるなら絶対導入すると改めて思いました。

ポイントは木なら何でも燃やせる、焚き口が広い、長く使える、作りがシンプル、目が飛び出るほど高くはないこと。

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ちなみにこれは四季菜館の20年もの。見かけはだいぶくたびれているけど、全然問題なく使えているとのこと。ちなみに左のタンクは椿原さんが勝手につけた床暖房用のサブタンク。こんなことができちゃうのも利点の一つ。

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1m程度の廃材や丸太がそのまま入るのですごい楽。デカイ湯沸し器だととらえた方が良さそう。その沸いた湯から、熱交換器で熱をとって、いろんなことに活かすわけです。水は一度お湯になれば熱が冷めにくいわけだから、トロトロと燃える薪で温度をキープすれば、エネルギーの保存性が高いってことになりますね。

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当然給湯は一番シンプルで、そのまま台所や手洗いやお風呂でお湯が使えます。これは手作りの五右衛門風呂。お湯はもちろんウッドボイラーから来たお湯。少し足りなかったので薪で追い焚きしてもらいました。

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お湯の熱を利用するのが暖房。これはお湯をつなげて、中にはラジエーターにファンがついていて熱風が出る商品。少し温度の下がったお湯が戻っていくだけです。シンプル。

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これはそれを自作したやつ。車のラジエーターを手に入れて扇風機で風を当てています。これだけで32畳の教室(廃校利用なので)がほんのりあたたかくて、快適に眠れました。この勉強会当日に設置したようで、間に合ってよかった。

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とにかくお湯さえ回せればどこにでも熱を運べるので大橋さんは籾の乾燥機に利用。ドラム缶1本分灯油が節約できるとか。

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家の中の掘りごたつの中にもラジエーターを敷いてるだけ。床暖房もなんとも気持ちのいい暖かさでした。

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また家の薪ストーブをロケットストーブの原理を使って改造していました!

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材木も自分で製材までして売らないからいけないのだと言われて、自らもご自宅を建てるときに、自分の山の木を製材して大工さんに立ててもらったとのこと。この6mの柱もどこにあった木か覚えているらしい。豊かすぎる。

ということでエーティーオーのウッドボイラーの宣伝になりましたが、とにかく今の日本は木が有り余っているわけだから、手に入る人はそれを使いさえすれば金に頼らなくて済み、うまくいくと地域まで元気になると思うので、おすすめですよー。自分で工夫して楽しく暮らしている人たちの姿を改めて見せてもらって刺激になりました。

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