『ある精肉店のはなし』を観てきました


『ある精肉店のはなし』

KBCシネマで舞台挨拶もあるということでちょうど雨降りだったので観てきました。『祝の島』の監督とカメラマンのコンビによる映画。前作も舞台挨拶付きだったので、西南学院大学には感謝です。それにしても立ち見まで出て思わぬ人気にびっくりしました。

 今作も、基本的に前作と良い意味で同じだなぁというのが感想。自然と暮らしと労働、社会運動と祭り、消えゆくものとつながっていくもの、そしてユーモアとかわいいおばあちゃんが出てくる。そして他のドキュメンタリー映画みたいに説教くさくもない。だからといってふわふわしているわけではなく、鋭いメッセージが美しい映像と魅力的な登場人物たちから発せられている。2作続けてとなると、この2人のコンビがすごいのだろうなと思う。それともこのような舞台は日本にありふれているのだろうか?もしかしたらそうなのかも知れない。そうだとしたらそれはとてもすてきなことだし何も心配することはないのはないかと思ってしまう。

 今作は精肉店ということでお肉ではあるが食に関わる映画なので、最近お肉が大好きな野菜農家の僕にとっても興味深かった。生産直販と書かれたお肉屋さんもなかなか無いですよね。いきなり冒頭の屠畜シーンでガツンとくるけど、そこから連なる、ある意味淡々としたシーンも魅力的です。効率的で機能的な動作や作法はやっぱりとても美しいね。僕もそんな農作業を目指したい。そして当然外せるわけもない差別の話しも、必要以上に重くなることも、軽視することもなく、触れられている。怖いもの知らずやなぁと言われたそうですが、ホントそうだなぁと思いました。でももうそろそろ、そういう時代でしょと思ってこれ書いてます。

 映画を観てお肉を食べたくなくなったではなく、感謝して食べたくなったと言われたいと監督さんが話されていましたが、僕はまさに食べたくてたまらなくなりました。自分でまずは鶏から始めようと思います。

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